令和6年5月1日
福島労働局労働基準部健康安全課 TEL 024-536-4603 〒960-8513 福島市花園町5-46 福島第二地方合同庁舎3階

令和5年の建設業の労働災害発生状況

 令和5年の死亡者数は、全産業では23人(対前年比2人増加)、建設業では7人(対前年比4人減少)となりました。建設業における死亡災害について、事故の型別では墜落・転落3人、はさまれ・巻き込まれ1人、飛来・落下1人、激突され1人、交通事故1人でした。
 死傷者数は新型コロナウイルス感染症へのり患の影響もありますが、全産業が2,771人(対前年比1,510人減少)、建設業が358人(対前年比93人減少)となりました。
建設業における死亡災害及び死傷災害はいずれも減少していますが、なお一層の労働災害防止対策を推進することが求められます。

令和6年度における建設業の安全衛生対策の推進について

 第14次労働災害防止計画(※)における計画期間(令和5年4月から令和10年3月までの5年間)の2年度目である令和6年度においては、厚生労働省が定めた「令和6年度における建設業の安全衛生対策の推進に係る留意事項」を踏まえ、建設業の安全衛生対策を推進することとしています。
【留意事項(一部抜粋)】
(1) 足場等からの墜落・転落対策
・ 改正安衛則(足場関係)に基づく措置の徹底
・ 墜落・転落災害の防止に関するリスクアセスメントに取り組む
(2) はしご・脚立からの墜落・転落対策
・ はしご・脚立の使用を避け、できるだけ移動式足場や高所作業車を使用
・ はしごや脚立の安全な使用方法の徹底
(3) 墜落制止用器具の適切な使用
・ 「ガイドライン」に基づく墜落制止用器具の適切な使用の徹底
・ 「規格」に適合した墜落制止用器具の使用の徹底

※厚生労働省では、国、事業者、労働者等の関係者が重点的に取り組む事項を示した労働災害防止計画を5年ごとに策定しており、令和5年度から第14次労働災害防止計画が始まっています。

令和6年「STOP!熱中症 クールワークキャンペーン(5月~9月)」

を実施します。厚生労働省のホームページから詳細をご確認いただき、熱中症予防の一層の取り組みをお願いします。
(一社)福島県労働基準協会:TEL 024-522-6717 〒960-8055 福島市本町5-8 福島第一生命ビルディング4階

令和6年度 技能講習等のお知らせ


建設業労働災害防止協会福島県支部(略称:建災防福島県支部)TEL024-522-2266
〒960-8061福島市五月町4-25 福島県建設センター3階

建災防福島県支部開催の技能講習・各種教育の申込は、Webで24時間受付けています。

詳しくは下記ホームページでご確認ください。
建災防福島県支部講習会(案内)(申込)
https://kensaibou-fukushima.jp/?menu=kosyu

自然災害関連工事福島安全衛生支援センター
〒960-8061福島市五月町4-25 福島県建設センター3階
自然災害に関する防災減災、復旧・復興などの工事に従事されている建設業者を支援します。
 近年、日本各地で地震、豪雨、台風等の災害が連続して発生しています。これら自然災害からの復旧・復興工事は、足元が極めて悪く、重機が集中することなどによる労働災害の発生が懸念され、工事における安全衛生の確保が大きな課題です。
 このため、これまでの事業で蓄積された安全衛生確保のノウハウ等を有効に活用し、このような工事における労働災害防止対策の一層の徹底を図るものです。

(事業の実施事項)
 この事業は、国の補助事業として専門家による以下の事業をいずれも無料で実施します。
     
  1. 現場指導
  2.  
  3. 基礎的な安全衛生教育
  4.  
  5. 管理監督者等に対する安全衛生教育
  6.  
  7. 安全衛生相談

(問い合わせ先)
 自然災害関連工事福島安全衛生支援センター TEL:070-4129-2067
 建設業労働災害防止協会 福島県支部 

 〒960-8061福島市五月町4-25 福島県建設センター3階