令和5年8月1日
福島労働局労働基準部健康安全課 TEL 024-536-4603 〒960-8021 福島市霞町1-46 福島合同庁舎5階

1 足場からの墜落防止措置が強化されます!

 厚生労働省では足場に関する法定の墜落防止措置を定める労働安全衛生規則を改正し、足場からの墜落防止措置を強化しました。令和5年10月1日(一部規定は令和6年4月1日)から順次施行します。
 今回の改正のポイントは以下のとおりです。

① 一側足場の使用範囲が明確化されます (令和6年4月1日施行)
安衛則第561条の2(新設)
 足場設置のため確保した幅が1メートル以上の箇所において足場を使用するときは、原則として本足場を使用することが必要になります。

② 足場の点検時には点検者の指名が必要になります (令和5年10月1日施行)
安衛則第567条、第568条、第655条関係
 事業者及び注文者が足場の点検(吊足場を含む。)を行う際は、あらかじめ点検者を指名することが必要になります。

③ 足場の組立て等の後の点検者の氏名の記録・保存が必要になります(令和5年10月1日施行)
安衛則第567条、第655条関係
 足場の組立て、一部解体、変更等の後の点検後に、点検者の氏名を記録・保存することが必要になります。

詳細は、以下の厚生労働省のホームページをご覧ください。
https://www.mhlw.go.jp/content/001108426.pdf

2 福島労働局長が建設現場の安全パトロールを実施

 福島労働局の井口真嘉局長は、全国安全週間(7月1日~7日)の準備期間(6月1日~30日)である6月21日、建災防福島県支部 浅沼秀俊副支部長、所 秀昭事務局次長とともに、建設現場の安全パトロールを実施しました。

工事名: 国道121号 湯野上2号トンネル工事
施工者: 株式会社竹中土木 東北支店

 パトロールでは、建設機械・動力運搬機械による挟まれ・巻き込まれ災害防止対策のほか、粉じん障害防止対策、熱中症予防対策の状況を確認し、作業者に直接、労働災害防止の呼びかけを行いました。
【現場パトロールの様子】 【機械災害防止対策の確認】
   
【粉じん障害防止対策の確認】 【工事現場の関係者を激励】
(一社)福島県労働基準協会:TEL 024-522-6717 〒960-8055 福島市本町5-8 福島第一生命ビルディング2階

令和5年度 技能講習等のお知らせ

最新情報は当協会のホームページをご覧下さい。

建設業労働災害防止協会福島県支部(略称:建災防福島県支部)TEL024-522-2266
〒960-8061福島市五月町4-25 福島県建設センター3階

建災防福島県支部開催の技能講習・各種教育の申込は、Webで24時間受付けています。

詳しくは下記ホームページでご確認ください。
建災防福島県支部講習会(案内)(申込)
https://kensaibou-fukushima.jp/?menu=kosyu

自然災害からの復旧・復興工事安全衛生確保支援事業 福島支援センター
〒960-8061福島市五月町4-25 福島県建設センター3階
自然災害に関する防災減災、復旧・復興などの工事に従事されている建設業者を支援します。
 近年、日本各地で地震、豪雨、台風等の災害が連続して発生しています。これら自然災害からの復旧・復興工事は、足元が極めて悪く、重機が集中することなどによる労働災害の発生が懸念され、工事における安全衛生の確保が大きな課題です。
 このため、これまでの事業で蓄積された安全衛生確保のノウハウ等を有効に活用し、このような工事における労働災害防止対策の一層の徹底を図るものです。

(事業の実施事項)
 この事業は、国の補助事業として専門家による以下の事業をいずれも無料で実施します。
     
  1. 現場巡回指導
  2.  
  3. 基礎的な安全衛生教育
  4.  
  5. 管理監督者等に対する安全衛生教育

(問い合わせ先)
復旧・復興工事安全衛生対策福島支援センター 電話番号:070-4129-2067