令和3年2月1日
福島県労働局労働基準部健康安全課 TEL 024-536-4603 〒960-8021 福島市霞町1-46 福島合同庁舎5階
令和2年における建設業の死亡災害多発について
 昨年は年初より死亡災害が多発したことから、4月20日から8月末まで緊急死亡労働災害防止対策を、また、11月からは死亡労働災害防止対策の強化を図り、特に死亡労働災害が発生するおそれの高い建設現場への重点的な監督指導等を実施しました。
令和2年における建設業の休業4日以上の労働災害発生件数は、速報値で354件と前年同期に比べて46件(14.9%)増加し、全産業の約2割を占めております。特に死亡災害は13件と平成27年以降で最も多くなっており、また、全産業における死亡災害27件の約半数と非常に高い割合を占め憂慮すべき状況となっております。
 建設業における労働災害の傾向としては、建築工事業が171件と大幅に増加(前年同期比で35件(25.7%)増加)しました。事故の型別で見てみると、墜落・転落災害が100件(内死亡3件)と最も多く、次いではさまれ・巻き込まれが44件(同1件)、転倒が43件、飛来・落下が37件(同1件)と続いており、基本的な安全対策が講じられていないものが多い状況です。また、年齢別で見てみると60代以上が約3分の1を占め、50代を合わせると約半数を占めており、高齢労働者の災害が目立っています。
上記以外の死亡災害を事故の型別でみると、激突され、高温・低温のものとの接触(熱中症)、交通事故がそれぞれ2件、崩壊・倒壊、爆発がそれぞれ1件となっており、また、発注者別では、民間工事が12件、公共工事が1件となっています。
 建設業における労働災害防止のため、以下の取り組みをよろしくお願いいたします。
●作業開始前の作業手順の確認と危険予知(KY)活動の実施
●高所作業における墜落防止措置及び墜落制止用具の着用の徹底
●土砂崩壊災害防止対策の徹底
●建設機械・荷役機械等と作業者が混在する作業現場における機械との接触、激突防止対策の徹底
(一社)福島県労働基準協会:TEL 024-522-6717 〒960-8055 福島市本町5-8 福島第一生命ビルディング2階
最新情報は当協会のホームページをご覧下さい。
http://fukurou.or.jp
令和2年度 技能講習日程表
  開催月 2月 3月



特定化学物質及び
四アルキル鉛等
作業主任者
25・26
木・金
相馬
3・4
水・木
福島(青)
15・16
月・火
須賀川
石綿作業主任者 9・10
火・水
須賀川
酸素欠乏・
硫化水素危険
いわき
16・17・18
火・水・木
いわき
9・10・118
火・水・木
須賀川
有機溶剤
作業主任者
18・19
木・金
相馬



第一種衛生管理者
受験準備講習会
第二種衛生管理者
受験準備講習会
その他 4・5
木・金
安全管理者
研修会
福島
中止
4・5
木・金
衛生管理者
研修会
福島
中止
※ 福島(文)=文化センター 福島(青)=青少年会館
建設業労働災害防止協会福島県支部:TEL 024-522-2266 〒960-8061 福島市五月町4-25 福島県建設センター3階
建災防福島県支部開催の講習会は下記ホームページでご確認下さい。
https://www.kensaibou-fukushima.jp/?menu=kosyu

技能講習・その他の教育の申込方法について

Webでの申込を開始しました。(24時間受付です)


 詳しくは建災防福島支部開催の講習会(申込)は、下記ホームページでご確認下さい。
講習会(申込)

お問い合わせ先
建設業労働災害防止協会福島県支部 TEL 024-522-2266
震災復旧復興工事労災防止支援センター 福島支援センター 〒960-8061 福島市五月町4-25 福島県建設センター3階
東日本大震災及び平成28年熊本地震に係る復旧・復興工事安全衛生確保支援事業のご案内

(事業の実施事項)
 この事業は、国の委託事業として行われるため、以下の事業は「無料」でご利用いただけます。
  1.安全衛生巡回指導
  2.基礎的な安全衛生教育
  3.管理監督者等に対する安全衛生教育

お問い合わせ先
震災復旧復興工事労災防止支援センター 福島支援センター  TEL 070-4129-2067
FAX 024-522-4513