平成30年11月1日
福島県労働局労働基準部健康安全課 TEL 024-536-4603 〒960-8021 福島市霞町1-46 福島合同庁舎5階

○平成30年労働災害発生状況について


 30年度29年度増減数
合計2422402
墜落・転落6680-14
転倒301713
飛来・落下23167
崩壊・倒壊1578
はさまれ・巻き込まれ2832-4
交通事故(道路)21165
その他5972-13
 平成30年9月30日現在、平成30年の建設業における休業4日以上の死傷者数は速報値で242人であり、前年同期比2人の増加となっています。また、死亡災害は1件増加しています。
 事故の型別には、転倒災害が前年同期比13件の増加となっています。転倒災害では、通路の段差、資材等に「つまずく」災害や、冬期の凍結した路面に「滑る」災害が多く発生しています。
 転倒災害では、休業日数が1月以上となる長期にわたり休業するものも多く見られます。
 事業場の皆様におかれましては、現場の通路等の状況を再確認し、転倒リスクの低減措置を図るなど転倒災害の防止につきましても、留意されますようお願いします。

○2月連続で、死亡災害が発生しています(平成30年8~9月)

・事例①


(災害の概要)
 工場内に設置された電動機のメンテナンス作業を行うに当たって、天井梁部分からチェーンブロックを用いてH鋼(レール)をつり、当該H鋼につり装置(チェーンブロックを取り付けたギヤードトロリー)を取り付け、当該装置で電動機の冷却器をつり、移動させていたところ、当該つり装置がレール端で止まらず、荷の前方にいた被災者に落下した。被災者は、荷に激突するとともに右大腿部が荷の下敷きとなった。
(講ずべき対策)
 物体の落下による危険を及ぼすおそれのある箇所に立入禁止区域を設定し労働者を立ち入らないこと。
 車輪の高さの4分の1以上の車止めを設置すること。

・事例②


(災害の概要)
 住宅の屋根改修工事のため屋根上で部材を設置していたところ、足を滑らせ、当該住宅周囲に設置していた単管足場を使用した屋根上の手すりの隙間からメッシュシートを破って、隣地駐車場のアスファルトに約6m墜落した。
(講ずべき対策)
 屋根上の手すりに中さんを設置すること。
 安全帯を使用して作業を行うこと。
(一社)福島県労働基準協会:TEL 024-522-6717 〒960-8055 福島市本町5-8 福島第一生命ビルディング2階
建設業労働災害防止協会福島県支部:TEL 024-522-2266 〒960-8061 福島市五月町4-25 福島県建設センター3階
建災防福島県支部開催の講習会は下記ホームページでご確認下さい。
http://www.kensaibou-fukushima.jp/index.php?menu=kosyu

お問い合わせ先
建設業労働災害防止協会福島県支部 TEL 024-522-2266
FAX 024-522-4513
震災復旧復興工事労災防止支援センター 福島支援センター 〒960-8061 福島市五月町4-25 福島県建設センター3階
東日本大震災及び平成28年熊本地震に係る復旧・復興工事安全衛生確保支援事業のご案内

(事業の実施事項)
 この事業は、国の委託事業として行われるため、以下の事業は「無料」でご利用いただけます。
  1.安全衛生巡回指導
  2.基礎的な安全衛生教育
  3.管理監督者等に対する安全衛生教育

お問い合わせ先
震災復旧復興工事労災防止支援センター 福島支援センター  TEL 070-4129-2067
FAX 024-522-4513